ソリューション

SOLUTION

「Uninterrupted Regional Security」の考え方に沿い、地域監視を 止めない・途切れさせない・守り続ける ための基盤を、監視・通信・運用の3層で再構成します。

監視レイヤー

現地映像を集約し、複数拠点を一元監視するVMS基盤。

通信レイヤー

有線敷設困難エリアを無線とVPNでつなぎ、可用性を確保。

運用レイヤー

障害時運用を見据えた設置設計と監視運用で継続稼働を支援。

地域監視を止めない全体アーキテクチャ

地域防災・公共安全の映像監視では、平常時の監視品質だけでなく、災害時・通信障害時にも運用が継続できる設計が重要です。ワイズエピックは、監視サーバー、現地エッジ、拠点間通信、セキュア接続を一体で設計し、冗長性と保守性を両立します。

地域監視の全体構成イメージ

設計時に重視するポイント

  • 監視対象の優先度に応じたカメラ配置
  • 回線断を想定した通信経路の多重化
  • 高温・風雨環境での現地機器保護
  • 本部側での統合監視と集中管理
  • 拠点追加を見据えた拡張性確保
  • 保守対応を見据えた構成標準化

VMS YIS-710 監視基盤

インターネット・LAN・WAN経由で遠隔地映像を統合し、拠点横断で監視できるVMSシステムです。公共設備から小規模施設まで要件に合わせて構成し、最大64CH構成に対応します。

設置場所や運用形態に応じてタワー型・コンパクト型を使い分け、現地キャビネット収納や本部集中設置など、柔軟な導入形態を実現します。

RS-710 タワーサーバー型

タワーサーバー型

RS-710 コンパクトタイプ

コンパクトタイプ

屋外無線LANによる拠点間接続

公道横断や地形条件により有線敷設が難しい現場では、見通し環境を活かした屋外無線LANで拠点間を接続します。ビル間・山間・電柱間・スタジアムなど、現場条件に合わせたアンテナ設計に対応します。

2.4GHz帯だけでなく、電波干渉リスクが高い環境では5.8GHz帯も含めて最適チャネルを選定し、実運用に耐える通信品質を確保します。

屋外無線LAN ビル間通信イメージ図

ビル間・施設間の無線バックホール

地下埋設工事を抑えながら、遠隔監視に必要な通信基盤を短期間で構築できます。導入前の現地調査から設置・調整まで一貫して対応します。

設置例(サッカースタジアム)

八木アンテナ

八木アンテナ + PTZカメラ

指向性を活かして長距離・限定方向の安定通信を確保。

コーリニアアンテナ

コーリニアアンテナ + PTZカメラ

複数子機を収容する親局用途に適した全方位受信設計。

屋外エッジ設置とモバイル接続

防水耐熱キャビネット

高温・風雨環境を前提にした現地設計

NVRやPCの屋外運用では、発熱・結露・直射日光への対策が不可欠です。機器仕様と設置環境に合わせて耐候性キャビネットを選定し、長期稼働を支える現地環境を構築します。

光回線に加えてLTE・WiMAX等のモバイル回線を組み合わせ、重要監視地点の映像伝送を継続できる構成を提案します。

主な適用シーン

防災監視システム構成イメージ
  • 駐車場
  • 公園
  • 通学路カメラ
  • スキー場
  • レジャー施設
  • 火山・土砂崩れ等災害監視
  • 河川・道路 監視システム
  • 津波監視カメラシステム
  • 農産物育成状況監視システム
  • 自然環境調査カメラシステム

自治体・公共機関での導入実績をもとに、現地設置条件、監視目的、保守体制まで踏まえた実装を行います。

VPN(仮想専用線)構築

映像ネットワークを安全に接続する

監視ネットワークをVPNで設計することで、インターネット分離、アクセス制御、通信保護を実現します。本部側への出口集約により、ファイアウォール運用やログ管理も統一できます。

インターネットVPN

既存回線を活用して導入しやすく、初期・運用コストを抑えやすい方式です。要件に応じて暗号化・認証方式を選定し、必要な安全性を確保します。

インターネットVPN構成図

IP-VPN・NGN-VPN

通信事業者網を利用することで、より閉域性の高いネットワークを構築可能です。高セキュリティ要件・拠点数の多い運用で有効な選択肢です。

IP-VPN・NGN-VPN構成図

YouTube配信連携の導入事例

「Uninterrupted Regional Security」の考え方をもとに、監視用途と情報公開用途を両立させる配信基盤を設計した事例です。

YouTube配信連携の構成イメージ

事例(自治体向け津波監視カメラ)

  • 津波監視カメラ映像をVPNで本部へ集約し、監視とYouTubeライブ配信を並行運用
  • 現地回線の瞬断に備えて、主回線とモバイル回線の二重化を実施
  • 配信停止時は運用担当へアラート通知する監視フローを実装
  • 公開向け配信は遅延と可用性のバランスを調整し、災害時発生時も情報提供を継続

公開映像運用では、個人情報保護と継続配信の両立が必須です。匿名化ルール、画角設計、障害時の切替手順まで含めて設計します。

運用設計・導入プロセス

導入ステップ

  1. 現地調査:監視対象、電源、通信、施工制約を整理
  2. 基本設計:カメラ配置、回線方式、VPN方式を選定
  3. 詳細設計・施工:機器実装、無線調整、監視画面構成
  4. 試験・引き渡し:疎通、録画、障害時動作を確認
  5. 保守運用:障害対応、拠点追加、運用改善を継続

継続運用で確認する指標

通信品質 拠点ごとの回線遅延・断時間・再接続時間
監視品質 録画欠損有無、映像確認までの応答時間
設備健全性 屋外筐体温度、電源状態、機器アラート履歴
保守性 障害一次切り分け時間、現地出動回数、復旧所要時間